サカセルコラム

中学受験において「キツイ」時期 Column

知っトク 中学受験

中学受験において「キツイ」時期

2018.11.09

はや11月。

すっかり更新が滞ってしまいました…

授業準備や受験生家族のフォローで忙しいなどと言い訳はせず、コツコツ書いていこうと心を改めたところで、本日のテーマです。

 

中学受験において「キツイ」時期。

 

中学受験を通して得られる喜びや達成感は何事にも代えがたいものがありますが、やはりそこに行きつくためには、数多くの苦労や悔しさがあるものです。

今回はその「キツさ」に関してお話を進めて行きますね。

 

数多くの卒業生親子と話してきた経験から、キツさには3つのヤマがあると言えます。

① 学習内容が最も「キツイ」時期は「5年生の後期」

② 体力面で最も「キツイ」時期は「6年生の夏休み」

③ 精神面で最も「キツイ」時期は「6年生の秋」

 

まずは①の学習内容の「キツさ」です。

5年生後半は、算数なら比を用いて様々な分野を多角的に学ぶ時期で、社会は歴史が始まり、理科は物理や化学の難しいテーマを学習する時期です。

入試問題に直結する新規の内容を毎週、異常ともいえるペースで学んでいく点、かなり負担が大きいと言えます。

実際、もしも体調不良や学校行事で授業を欠席してしまったら、取り返すことも大変です。

キツイですよね。

ただ合格を勝ち取った卒業生たちが「この時期に頑張ったことが、思えば合格のターニングポイントだった」と言うことも少なくありません。

「今、キツいなぁ…」と感じている5年生の皆さん、頑張り時ですよ。

 

つづいて②の体力面の「キツさ」です。

受験の天王山の6年生の夏休み。

学校の夏休みが約40日、うち夏期講習は30日弱。

流行語大賞にもノミネートされるほどの「災害級の暑さ」の中、毎日のように授業があり、その日の内容をその日のうちに理解し、翌日にはすぐ確認テストがある…

復習や宿題が終わらず、日付をまたいでも勉強をし続ける中学受験生は少なくありません。

ただこの「キツイ」時期で驚異的な量の学習を重ねることが、志望校合格への原動力です。

頑張れ!

 

最後に③の精神面の「キツさ」です。

毎週のようにテストが続く6年生の911月。

「志望校の合格可能性〇%」が突き付けられ続けると、どうしても気持ちが揺らぐこともあることでしょう。

それでもテストを受け続け、もちろん日々の学習もこなさないといけません。

過去問演習も始まります。

「普段の成績を考えると、このままの勉強で合格できるのかな」と思って始めた過去問演習でも、なかなか受験者の平均点にすら届かず、自信を失いそうになることもよくあります。

ただ合格者平均点、受験者平均点は、長年の中学受験の総決算として受験生が試験当日に取ってきた点数。

現時点で届いていなくて、それが普通です。

経験上、秋の時点でようやく受験者平均点に乗り始めた受験生の志望校合格の可能性は非常に高いです。

 

諦めずに努力し続けること。

現状を客観的に分析し、合格のために何が必要か把握すること。

アツさとクールさを併せ持って、是非とも一番「キツい」受験生の秋を乗り切りましょう!

 

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三宅 貴之

この記事を書いたのは...

三宅 貴之

自律学習サカセル代表。
東大寺学園から東京大学に進み、以降は講師としてキャリアを積む。

また講師としてだけではなく、東大生のみを紹介する家庭教師センターを設立し、誰よりも多くの東大生と勉強法を論じてきた経験も持つ。
そして満を持して、2017年に自律学習サカセルを創設。

その昔、高校生クイズで全国大会の準決勝に進出したことも。
現在は卒業生との語らいと娘の成長が楽しみ。

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