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SAPIX6年8月マンスリーでおさえるべきポイント!国語編 Column

SAPIXの活かし方

SAPIX6年8月マンスリーでおさえるべきポイント!国語編

2024.07.24

【夏の過ごし方に関して】

〇知識

SAPIXの夏期国語の特徴として「知識が少なめ」ということが挙げられます。これは他塾と比べて国語の知識を平常授業の中で多く練習していることが影響しています。つまり、「平常で国語の知識に苦労した分、夏は楽できる」ということです。他の科目にしっかり時間をまわしていきましょう。

当然、漢字知識が非常に苦手なお子様もいると思います。その場合は、漢字の要と言葉ナビに取り組みましょう。特に優先したい学習内容としては「慣用表現」です。昔ながらの「四字熟語・ことわざ」などは入試ではあまり出題されないので、優先順位低めで良いかと思います。

〇日々の学習

夏期講習中は時間も多くあるわけではなく、算数を中心に勉強の時間を割いていきたいので、国語は効率よく、無駄なく、短時間で学習をしていきたいところです。(イメージとしては国語に割けるのは1割程度でしょうか)
効率よく学習をしていく上で、何をやれば良いのか困っている方は「授業の復習」を最優先として取り組んでみてください。

記述の直しをする時は「どこかダメなのか、何の要素が足りないのかを確認してもらい、直した記述を再度添削してもらう」ことが一番効率的です。ここは生徒が1人で取り組むには難しく、また時間がかかる一方で、個別指導の非常に強い部分でもあります。我々がお手伝いできる一番の部分ですので、お困りの方はぜひご連絡ください。

また、よく質問されることとして、「夏期テキストの残りの問題をどうするか」が挙げられます。夏期テキストは文章題が3題出題され、そのうち2題を扱うのが一般的です。つまり、1題丸々残る訳ですね。この残った文章題に関しては無理に扱う必要はありません。前述の通り、夏の間に国語に多く時間をかけるのはあまり好ましくありません。ですので、直しにしっかりと時間をかけることを優先しましょう。もちろん、算理社の成績が非常に高く、国語の成績のみ非常に低いような場合は扱っても良いとは思います。

【夏期講習マンスリーテストの出題構成】

平均点 
2023年 81.6点
2022年 88.4点

大まかな大問構成は以下の通りです。

大問1:2点×10 漢字の読み書き
大問2:2点×10 知識問題
大問3:55点程度 
大問4:55点程度 

記述は毎年3題の出題です。部分点の確保を徹底しましょう。何度もお話していますが、SAPIXのテストにおいて点数確保の中心となるのは客観系の問題です。客観系の問題で点数をしっかり固めつつ、記述の部分点でさらに点数を稼いでいくという作戦で取り組みましょう。

典型的な選択肢の問題は60〜65点ほど出題されます。ここでどれだけ安定して点数を確保できるかが勝負どころです。選択肢の解き方を夏に固め、正答できる確率をしっかり上げていけるよう、夏期講習に挑みましょう。

知識問題は毎年正答率が低い印象です。漢字と知識の範囲が非常に広い(事実上ない)ので、致し方ない部分もあります。

学習方法やテスト結果に関してご質問等ございましたら、お気軽にご相談くださいね。

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松田 浩志

この記事を書いたのは...

松田 浩志

自律学習サカセルでは算数・国語、主要2科目を担当。

大手進学塾では、教務主任職として、校舎全体の運営を担当し、日曜日の志望校別コースの最上位クラスから自校舎の基本クラスまで、算数・国語の両科目で毎年幅広くクラスを担当してきた。

現在の趣味はファッション。
もともと古着が好きだったのですが、現在は「キレイめ」なファッションが好み。

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