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SAPIX5年6月マンスリーで押さえるべきポイント!算数編 Column

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SAPIX5年6月マンスリーで押さえるべきポイント!算数編

2022.05.27

GWも明け、いよいよ夏の足音が聞こえてきましたね。

夏期講習会に弾みをつける意味でもしっかりと取っていきたいテストです。

本日はそんなマンスリー確認テストについてお話をしていきます。

【6月度マンスリー確認テストの重要度】

速さや図形など、中学受験で頻出となる単元が多く盛り込まれており、この範囲をしっかり学習し、習得することはマンスリーテストの結果のみならず、今後の学習にも良い影響が出ることでしょう。6月マンスリーを目標としてしっかりと理解が出来ているかを確認していきましょう。

【6月度マンスリー確認テストの全体的な対策】

09~13にかけての範囲が出題されるテストとなっています。

単元としては、速さ、図形、規則性と中学受験における頻出となる単元が多く、気が抜けません。

非常に重要な単元が多いと言えるでしょう。

そんな6月度のマンスリーテストですが、有効な対策としては日々の学習を入念に行うことが当たり前ですが、重要になります。

①各単元の仕組みを理解する
②典型題を解けるようにする
③典型題の解き方を異なる問題にも使えるようにする

の3段階を意識すると良いでしょう。(①ができない場合は②から入っても良いでしょう)

特に算数が苦手なお子様の場合は、平常授業と家庭学習で①や②をどれだけ仕上げられるかが重要です。

また、即効性の高い対策としては、(手に入れることができれば)過去問を解くことが挙げられます。

出題内容や量や、難易度を把握し、自身の弱点を発見できれば時間のあるタイミングで復習をすることができます。

2021年度の平均点は 78.7点

上記の平均点などと自分の点数を比較し、届かない場合はどこが足りないのか、また届いている場合はどこでより差をつけていくのか、などを考え効率的に学習をしたいです。

手っ取り早く成績を上げるには弱点を克服するのが良いので、弱点と分かる単元がある場合はしっかりと取り組む時間を作りましょう。

【6月度マンスリー確認テストの算数の試験範囲】

510-09 旅人算(2)
510-10 6~9の復習
510-11 立体図形(2)
510-12 点の移動
510-13 規則性

上記が単元の範囲になります。

以下、ポイントを簡単に解説していきます。

510-09 旅人算(2)

ダイヤグラムの理解をまずはしっかりと行いましょう。

また、文章から自分でダイヤグラムをかけるようにもしましょう。

また、基本的な「すれ違い・出会い・円」などの旅人算をしっかりと解けるようにしておきましょう。

速さの問題においては、図に表すという作業は非常に重要です。

複雑な問題でもしっかりとダイヤグラムや状況図に表せるように、簡単な問題で練習を積みましょう。

特に苦手なお子様ほど丁寧に図をかき、状況を整理するという過程を大切にしてください。

510-11 立体図形

水槽の問題がメインとなります。

まずはしっかりとグラフから水槽を表せるように、水槽からグラフを表せるように双方の関連性をしっかりと理解しましょう。

しきりや段差の問題では平面にして考えるという意識をもってやると、複雑化しませんので、苦手なお子様にはおススメです。

1つの問題が解が次の問題のヒントになっているという意識を常に持ちましょう。また、計算するときに可能な限り分数などを使い、工夫してやる意識を持つとケアレスミスが減ります。1つ1つ数字をすべて出さずに、最後にまとめてやるという意識を持ってみましょう。

510-12 点の移動

点が移動し、図形がどのように変化していくかをしっかりと捉えましょう。

また、面積から時間を逆算できるようにもしましょう。

さらに、ダイヤグラムから実際の図の動きを把握できるようにもしましょう。

点の移動は、図形と速さが混じったような単元になります。

頭で考えず、しっかり書き込みを行い、つまらないミスを減らしていきましょう。

510-13 規則性

等差数列の「N番目の数」「N番目までの和」の計算は確実にできるようにしましょう。

群数列においては、グループ数・番目を分けて整理して考えましょう。

三角数・平方数の暗記をし、1・3・6・10……という並びが出たときに、すぐに三角数であるということを意識できるようにアウトプットの練習をしましょう。

苦手なお子様は、まずは数列にどのようなパターンがあり、この数列がどの数列なのかを即座に判断できるようにしていきましょう。

また、群数列においては〇〇番目、○〇グループという形で単位を書く癖をつけましょう。

【6月度組み分けテストの算数の出題構成】

大きな大問構成は以下の通りです。

大問1:計算と基礎的な一行問題が7,8題
大問2:基礎的な小問集合が5題程度
大問3:基礎的な小問集合が3題程度
大問4:基礎~中難易度の文章題が2題程度
大問5~6:少し難しめの中学受験で頻繁に問われる大問形式の問題や小問
大問7:思考力が問われる発展的な問題

基本的にはどの単元もバランス良く出題されています。

学習方法やテスト結果に関してご質問等ございましたら、お気軽にご相談くださいね。

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SAPIX5年6月マンスリーについては以下もご覧ください。(順次追加されます。)

SAPIX5年6月マンスリーで押さえるべきポイント!算数編
SAPIX5年6月マンスリーで押さえるべきポイント!国語編
SAPIX5年6月マンスリーで押さえるべきポイント!理科編
SAPIX5年6月マンスリーで押さえるべきポイント!社会編


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松田 浩志

この記事を書いたのは...

松田 浩志

自律学習サカセルでは算数・国語、主要2科目を担当。

大手進学塾では、教務主任職として、校舎全体の運営を担当し、日曜日の志望校別コースの最上位クラスから自校舎の基本クラスまで、算数・国語の両科目で毎年幅広くクラスを担当してきた。

現在の趣味はファッション。
もともと古着が好きだったのですが、現在は「キレイめ」なファッションが好み。

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