[概要・傾向]
前期最後、夏期講習前の組分けテストです。高得点を取ってはずみをつけ、充実した夏期を過ごしたいですね!
予習シリーズ5年上 第16回~第20回が範囲になります。第20回は総合回なので、実質範囲は4回分です。
100点満点、35分。配点は1問あたり2点または3点。
大問5問構成で、大問1は小問集合。今までに学習した知識を1問1答形式で問われます。
大問2~大問5は第16回~第19回の内容から1問ずつ出題されます。
予習シリーズは改訂されて少し変わりましたが、良くも悪くも「まとまっている」のが特徴です。各単元の内容が細かく正確に記されています。
分からないことがあったときの参考書としてはとても優秀ですが、最重要事項もあまり出ない詳しい知識も同列で書かれているのが難点です。
以下に重要ポイントをまとめますので参考にしてみてください。
[各単元のポイント]
各単元でおさえるべきポイントを確認していきます。
重要度は以下のように分けてあります。
◎理科が苦手でも絶対!
〇偏差値50~50台後半を目指す
△余裕があれば
登場するページ数は予習シリーズ5年上に対応しています。
第16回 気体(1)
気体(1)は気体の知識単元です。身近な気体の性質をしっかり覚えましょう!
◎空気の成分を覚えましょう。(P146)
窒素 78%
酸素 21%
アルゴン 1%
二酸化炭素 0.04%
を覚えればOKです。
◎気体の集め方を覚えましょう。(P147)
水に溶けにくい気体→水上置換法
水に溶けやすく、空気より重い気体→下方置換法
水に溶けやすく、空気より軽い気体→上方置換法
◎下方置換法と上方置換法を図で判断できるようにしましょう。
ガラス管の口に注目し下を向いていたら(下の方に気体が集まるので)下方置換法です。
〇水に溶けにくいなら水上置換法で集めることを理由とともに理解しましょう。
水上置換法の利点
・純粋な気体が集められる
・集まった気体の量が目で見て分かる
この2つの利点から、水に溶けにくいなら水上置換法です!
◎酸素の性質と作り方を覚えましょう。(P147)
性質
・無色無臭
・水に溶けにくい
・空気よりやや重い(1.1倍)
・助燃性→酸素中でものを燃やすと、激しく燃える
作り方
液体:過酸化水素水
固体:二酸化マンガン
集め方:水上置換法
〇二酸化マンガンは触媒であることを理解しましょう。
触媒→反応を助けるだけ/自分は反応しない
減らない/発生量に関係ない
◎二酸化炭素の性質と作り方を覚えましょう。
性質
・無色無臭
・水に溶ける(炭酸水になる)
・空気より重い(1.5倍)
・石灰水を白くにごらせる
作り方
液体:うすい塩酸
固体:石灰石(炭酸カルシウム)
集め方:水上置換法(純粋な気体を集めたいとき)、下方置換法
◎水素の性質と作り方を覚えましょう
性質
・無色無臭
・水に溶けにくい
・最も軽い気体
・ポッと音を立てて燃え、水ができる
作り方
色々な組み合わせで水素が発生します。
〇:金属が溶けて水素発生
△:水溶液が濃くてあたたかければ、金属が溶けて水素発生
×:反応しない
〇アンモニアと塩化水素の性質を覚えましょう。
アンモニア
・無色・刺激臭
・水によく溶ける(アンモニア水になる)
・空気より軽い
→水に溶けやすく、空気より軽いので、上方置換法で集める
塩化水素
・無色・刺激臭
・水によく溶ける(塩酸になる)
・空気より重い
→水に溶けやすく、空気より重いので、下方置換法で集める
第17回 気体(2)
気体の発生量を計算で求める単元です。水素と二酸化炭素は同じ考え方ですが、酸素は異なるので注意しましょう。
◎水素が発生する組み合わせを覚えましょう。(P156、158)
自分で表をかけるようにしましょう。
〇:金属が溶けて水素発生
△:水溶液が濃くてあたたかければ、金属が溶けて水素発生
×:反応しない
◎液体が足りなくなっても、金属が足りなくなっても気体の発生が止まることを理解しましょう。(P157)
〇水素の発生量の計算ができるようにしましょう。(P159例題)
◎グラフの折れ目が過不足なく反応する点であることを理解しましょう。
〇過不足なく反応する値を書き抜き、下に今の値を書き込む→少ない方に合わせて発生する。
〇二酸化炭素の発生量の計算ができるようにしましょう。(P160例題)
※固体の量を求める計算はよほど余裕がある場合のみでOKです。
〇酸素の発生量の計算ができるようにしましょう。(P162例題)
二酸化マンガンは触媒である(自分は反応しない)ため、発生量に関係ありません。
つまり、酸素の発生量は過酸化水素水だけで決まります。
〇二酸化マンガンが増えると反応の速度が上がることを理解しましょう。(P162)
第18回 植物のはたらき
重要単元です。光合成・呼吸・蒸散について、しっかり理解しましょう。
・光合成
◎光合成に必要なものと光合成によって出来るものを覚えましょう。
必要なもの
二酸化炭素・水(材料)
光
葉緑体(光合成が行われる場所)
出来るもの
デンプン・酸素
◎光合成の実験の手順を覚えましょう。(P166(1))
◎光合成の実験結果から、光合成に何が必要か判断できるようにしましょう。
・呼吸
◎呼吸に必要なものと呼吸によって出来るものを覚えましょう。
必要なもの
酸素・栄養分(デンプンやブドウ糖)
出来るもの
二酸化炭素・水
〇呼吸をすると熱が発生することを知っておきましょう。
◎呼吸は全身の細胞で、一日中行われていることを理解しましょう。
〇光合成と呼吸は逆の反応であることを理解しましょう。(P169右上の図)
〇昼間は光合成と呼吸の両方が行われていますが、光合成量の方が多いので
見かけ上は光合成のみ行われているように見える=二酸化炭素が吸収され、酸素が放出される
ことを理解しましょう。
・蒸散作用
◎蒸散作用とは何か理解しましょう。
蒸散作用=葉の気孔から水蒸気を出すはたらき
〇植物の体での水の移動を理解しましょう。
根から吸収→根の道管を通ってくきへ→くきの道管→葉の道管→気孔から蒸散
移動する間に全身の細胞に水がいきわたり、使われます。
〇蒸散の計算問題をマスターしましょう
P171上から4番目のような表をかき、葉の表・裏・くきのそれぞれから出ていく水の量を計算できるようにしましょう。
◎気孔は葉の裏に多いことを覚えましょう。(P171③)
塩化コバルト紙は水がつくと青→赤に変わります。
気孔は葉の裏に多いため、裏の方が先に赤色に変わります。
◎蒸散作用がさかんになる条件を覚えましょう。(P172(3))
・日差しが強い
・湿度が低い
・気温が高い
・風が吹いている
〇蒸散作用の役割を覚えましょう。(P172(4))
・体温調節(体温を下げる)
・体内の水分量調節
・根からの水の吸収を促す
葉から水が出ていくと、根から水が吸収されやすくなります。
第19回 地球
地球のつくりや緯度・経度などの知識をまとめた単元です。やや詳しい知識になりますので、第16回~第18回に比べて重要度は下がります。
〇地球の形や大きさについて覚えましょう。
形:ほほ球形、わずかに横が大きい
大きさ:直径13000㎞、月の約4倍、太陽の約1/109
〇地球の歴史について知っておきましょう。
46億年前:地球誕生
38億年前:生物誕生
5.4億年前~:古生代 代表的な生物…サンヨウチュウ・フズリナ
2.5億年前~:中生代 代表的な生物…アンモナイト・キョウリュウ
6600万年前~:新生代 代表的な生物…マンモスなど
※人類誕生は約700万年前
△地球内部の構造について知っておきましょう。
地殻・マントル・プレートについて、ざっくり知っておけばOKです。
◎緯度と経度について理解しましょう。
緯度:赤道からの角度
赤道は緯度0度
赤道から北に□度離れた場所は北緯□度
赤道から北に90度離れたところが北極
緯度は90度まで
経度:北極の上から地球を見て、イギリスの旧グリニッジ天文台からの角度
東に□度離れると東経□度
西に□度離れると西経□度
経度は180度まで
〇北緯が大きいほど北、東経が大きいほど東であることを理解しましょう。
〇日本では兵庫県明石市(東経135度)で太陽が南中したときの時刻を12時としていることを知っておきましょう。
◎地球の自転の向きを覚えましょう。
△P181の上から3番目の図で、時刻と方位をいえるようにしましょう。
北極のある方が北、として各時刻で方位をかき込めると今後応用が利きます。
[対策として取り組むべき問題]
最後に、組分けテスト対策として取り組んだ方がよい問題をまとめておきます。
◎理科が苦手でも絶対!
〇偏差値50~50台後半を目指す
△理科が得意、理科で稼ぐ!
◎予習シリーズ5年上 第20回要点チェック、練習問題
〇演習問題集 5年上 第20回 練習問題
△演習問題集 5年上 第20回 応用問題
〇週テスト16~19回の復習
さらに、第16回~第19回の中から苦手単元を復習する場合は以下を参考にしてください。
演習問題集 第16回 ◎基本[1][2][3]
〇練習[1][2]
第17回 ◎基本[1][3][4]
〇基本[2] 練習[2][3]
第18回 ◎基本[1][2][3][4]
〇練習[5][6]
第19回 ◎基本[1][2][3]
〇練習[2][3]
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