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【5年算数】四谷大塚・早稲アカ 11月度組み分けテストはどう対策する? Column

四谷・早稲アカの活かし方

【5年算数】四谷大塚・早稲アカ 11月度組み分けテストはどう対策する?

2024.11.03

大問1 計算 3問    24点分
大問2 小問集合     64点分
大問3 基本的な大問 16点分
大問4 基本的な大問 16点分
大問5 基本的な大問 16点分
大問6 難しめの大問 16点分
大問7 難しめの大問 24点分
大問8 難しめの大問 24点分

※問題の数、形式は昨年のものです。

※範囲は6〜10回です。

※一昨年の平均点は約120点

・偏差値40を狙う場合

大問1で2問。
大問2で3〜4問。
大問3・4で2~3問。

以上を目安に取っていけば良いです。

計算問題は絶対取れると思われている保護者の方も多いかもしれませんが、意外と複雑で難しいです。むしろ組分けテストでは大問2や大問3・4の方が簡単に取れる問題が多くありますので、そちらで点数を確保していくイメージで時間配分や見直しをしていきましょう。もちろん計算問題を落として良いわけではないので、練習はしっかりおこなっていきましょうね。

また、後半の問題は当然複雑になります。得意分野や取れる問題があったら挑戦していき、そうでない場合は取れるところをしっかり見直しし、ケアレスミスによる失点を防ぎましょう。

・偏差値50を狙っていく場合

大問1で2〜3問。
大問2で5〜6問。
大問3・4で3問。
大問5〜6の(1)で1〜2問。

以上を目安に点数を取っていきましょう。偏差値50を狙っていくためには、基本的な問題は落とせません。注意しながら進めましょう。

大問5以降は(1)をしっかり取っていきましょう。後ろの大問は当然難易度が上がりますが、「よく読むと実は簡単」という問題が紛れています。ここは狙っていきたいですね。

・偏差値60を狙っていく場合

大問5までで2問ミスに抑える。
大問6以降で2問以上。

これを目安に点数を取りたいですね。

最後の方の問題(大問7や8)は正答率が一桁%だったりするので、無理に解かなくて良いです。読んでみて(1)が簡単だったら解く、難しそうだったら見直しに時間を回す。という認識で良いでしょう。

それでは次に大問ごとの特徴に触れていきます。

大問1 計算問題

計算です。逆算や分配法則など基本的な計算のテクニックを確認しておきましょう。また、小数→分数の変換も押さえておきましょう。過去には連比(比合わせ)なども登場しています。

大問2 小問集合

基本的な一行問題です。予習シリーズの基本問題の難易度ですので、しっかり取り切りたいですね。特に今回は比を利用した基本的な問題が多く、しっかり練習していれば点数が稼げます。比の利用に関してしっかり練習しておきましょう!

気をつけないといけない点として(7)や(8)では意外と難しい問題が登場します。正答率も毎回低いので、無理に解かなくて良いです。

大問3〜4

大問形式の基本的な難易度の問題です。予習シリーズの基本問題や演習問題集の反復基本問題に相当する難易度です。大問2の(7)や(8)に比べるとこちらの方が簡単なことが多いので、しっかり取り切りましょう。

大問5〜6

少し難しい大問形式の問題です。予習シリーズの練習問題や演習問題集の反復練習問題に相当する難易度です。 (1)の問題に比較的簡単な問題が紛れているので、見逃さないようにしましょう。

大問7〜8

応用的な大問形式の問題です。正答率が一桁%のことが多く、取り切るのは難しいでしょう。注意したい点として、(1)に読めばわかるような比較的簡単な問題が紛れていることがあります。ここは逃さないようにしましょう。

最後に単元ごとの重要ポイントについてお話しさせていただきます。

・第6回 速さと比

速さにおける比の活用です。非常に重要な単元なので、しっかりと学習し、定着を目指しましょう。

例題1~6 基本問題1~4までは見た瞬間に解き方が分かるというところまでやり込みましょう。

とは言え、苦手なお子様にとっては実数が出てこないので、非常に難しく感じると思います。

そこでおすすめの解法が「はじき表」になります。

情報をまとめて整理することでミスを減らすことが可能です。悩まれている方はぜひご活用ください。

注意点として、逆比の理屈を覚えずに何でもかんでも逆にするお子様が散見されます。はじき表を利用すると逆比の理屈がよく分かるので、おすすめです。

また、基本問題の4では「距離を比で出す」という動きが求められます。今までの速さでは、速さ・距離・時間のうち、2つがすでに出ていましたが、比の単元では1つしか情報が出てこないことがあります。その少ない情報でも解くことができるという点は重要ですので、しっかりと確認しておきましょう。

また、算数が得意なお子様は練習問題の1.2.4.5.6は扱っておきましょう。6に関しては消去算で解く方法もあるので、それも知っておきたいですね。

・第7回 旅人算と比

6回の旅人算バージョンです。すれ違ったり、追い越したりするので、状況が複雑になってきます。苦手なお子様は「状況図」を利用してかき出すようにしましょう。もちろん前項で扱った「はじき表」を利用するのも有効です。

この単元も重要単元なので、例題1〜4と基本問題1~4は見た瞬間に解けるレベルまでやり込みましょう。

また、基本問題の4や練習問題の3などのダイヤグラムの問題における相似の利用は確実に扱っておきましょう。非常に重要です。

算数が得意なお子様は練習問題の1~5までしっかりと取り組みましょう。ポイントは正確に日本語を読み取り、正確な状況図がかけることです。入試でも必要とされる重要な能力です。特に大問5などでは自分で図をかくことが求められるので、練習にもってこいかと思います。

・第8回 平面図形と比 ~まとめと応用~

重要な知識がいくつか登場します。

特に、例題1~3までは見た瞬間に解けるように、徹底的にやり込みましょう。

例題4、練習問題4で登場する問題では「三角天秤」という解法があります。非常に便利ですので、ぜひ習得してください。

例題5~6で登場する六角形はまず分割の知識を身につけましょう。

また、「頂点を通らないパターンは角出し」ということも覚えておきましょう。例題6や練習問題の6などで練習しましょう。

・第9回 図形の移動

新出部分にスポット当ててお話しします。

まず、例題3ですが、意外とイメージができないお子様が多いので、しっかりと確認しておきましょう。

例題5.6に関しては、丁寧に図をかくことが出来ているか確認しましょう。

解説は以上となります。少しでもお役に立てる情報があればと思います。


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松田 浩志

この記事を書いたのは...

松田 浩志

自律学習サカセルでは算数・国語、主要2科目を担当。

大手進学塾では、教務主任職として、校舎全体の運営を担当し、日曜日の志望校別コースの最上位クラスから自校舎の基本クラスまで、算数・国語の両科目で毎年幅広くクラスを担当してきた。

現在の趣味はファッション。
もともと古着が好きだったのですが、現在は「キレイめ」なファッションが好み。

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