この記事を書いたのは...
松田 浩志
自律学習サカセルでは算数・国語、主要2科目を担当。
大手進学塾では、教務主任職として、校舎全体の運営を担当し、日曜日の志望校別コースの最上位クラスから自校舎の基本クラスまで、算数・国語の両科目で毎年幅広くクラスを担当してきた。
現在の趣味はファッション。
もともと古着が好きだったのですが、現在は「キレイめ」なファッションが好み。
個別指導・家庭教師の自律学習サカセル
サカセルコラム
【5年国語】四谷大塚・早稲アカ 12月度組分けテストはどう対策する? Column
大問1 漢字の読み書き 10問 10点分
大問2 知識問題 20〜30点分程度
大問3 初見の長文問題1 50〜60点程度
大問4 初見の長文問題2 50〜60点程度
※長文問題は論説文・小説文の出題となります。
※範囲は11〜15回です。
※2023年の平均点は約96点です。
外来語の知識は文章を読む上で差がつきます。
漢字とことばに載っているものは覚えておきたいですね。
どういう場面で使用するのかを言えるように意識しながら、学習をしましょう。
最近の入試ではあまり問われなくなっていますが、一般常識レベルのものは押さえましょう。
また、ことわざは「比喩」であることがあります。
ですので、「言い換え」をしっかり出来るようにしましょう。
例
「逃した魚は大きい」
「魚」→「利益」
「宝の持ち腐れ」
「宝」→「才能」「役立つもの」
13回の漢字とことばで登場する類義語は語彙力アップに繋がります。
ぜひ取り組みましょう!
14回の漢字とことばでの対義語は、説明的文章(論説文)を読む上で必須の読解方法である「二元論(対比)」の前提知識となります。テキストだけでは物足りないですが、最低限ここに記載されている知識は押さえておきましょう。
昔からよく出題される二元論である西洋と東洋を一例で貼っておきます。

上記のように、二元論をある程度知識として頭に入れておくと、難解な文章でも理解がしやすくなりますので、おすすめです。
ここからは各単元の重要な読解ポイントをお伝えしていきます。
随筆文とは「事実や筆者の体験などを通じて、筆者の意見や感想を書いたもの」です。随筆文は定義が非常に曖昧であり、極端な話をすると、音楽会の感想文なども随筆文と言えます。
例えば、「体験」が長々と書かれている場合、ほとんど「物語文」と同じになります。「ノンフィクションの物語文」であると言えますね。
一方で、「意見」が長々と書かれている場合は「説明的文章」と同じになります。実際、読んでいて随筆文と説明的文章の見分けがつかないことがあります。この場合、松田は生徒に、「わざわざ見分けという作業をする必要はないよ。物語か説明か随筆かの判断は自由にしな」と伝えています。途中で気がついたら読み方を切り替えれば良いので、特段気にする必要はないかと思います。
読む上でのポイントは「体験・事実」と「意見・感想」を読み分けられているかどうかです。まずはここをご家庭で確認しましょう。「意見・感想」に線やチェックをつけるようにすると良いかと思います。
物語の主題は入試でも頻出です。
特に上位の中学校では非常によく問われるものとなっています。
まずは主題の知識を身につけていきましょう!
※テキストでは文章が短いため、主題がない文章も多く登場します。ですが、入試では出題されますのでご注意ください。
登場人物を通して、筆者や作問者が
いちばん伝えたいこと
物語文の読解で最も大切なゴールが、この「主題」を正しくつかむことです。
物語の主題は様々ですが、中学受験では特に出やすいテーマがあります。まずはこの6つを頭に入れておきましょう。
主題は、登場人物の「心の変化」に隠されています。物語を読むときは、常にこの変化の構造を意識しましょう。
文章の中から登場人物の「変化」を押さえよう!
何かの出来事(きっかけ)によって、登場人物の気持ちや考え方がどう変わったのか。特に、マイナスの状態からプラスの状態への「精神的な成長」が描かれることが非常に多いです。
6大テーマの細かい内容に関してはここでは割愛させていただきます。
気になる方はぜひご連絡ください!
国語の解説は以上となります。少しでもお役に立てたらと思います。もう少し詳しく聞きたいという方はお気軽にご連絡くださいませ。

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松田 浩志
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大手進学塾では、教務主任職として、校舎全体の運営を担当し、日曜日の志望校別コースの最上位クラスから自校舎の基本クラスまで、算数・国語の両科目で毎年幅広くクラスを担当してきた。
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もともと古着が好きだったのですが、現在は「キレイめ」なファッションが好み。